昨年ごろから、その斬新なアイデアがSNSで話題になっていたAtsugiの「パンティ部レスストッキング」。

下着の前に着用すれば、お手洗いのときにストッキングの着脱が不要になるというユニークなもの。メリットはパンティ部がないのでムレにくいほか、着脱時の手間や伝線のリスクが減らせます。

どんな感じなんだろう?と気になりつつも、ストッキングを履く頻度が少ないため、購入していませんでした。

そんななか、新たに登場したのが「パンティ部レスタイツ【快】ASTIGU」。30デニールと80デニールの2タイプです。

タイツならば秋冬に活躍しそう。涼しくなってきた時期を見計らって試してみたので、使用感をレビューします。

履いてるような履いてないような不思議な感覚

ストッキングを履く頻度は多くないと書きましたが、筆者は秋〜冬にスカートを選ぶ日は必ずと言っていいほどタイツを履いています。

9月中旬、気温は23〜25度くらいの過ごしやすい初秋。バスと電車を乗り継ぎ1時間ほど移動して展示会を視察したこの日、昼間はほとんど出先で過ごしました。

服装はポリエステル素材のロング丈スカートに長袖のニット、足元は歩きやすいスニーカー。30デニールのパンティ部レスタイツ(ブラック)をチョイス。

少しドキドキしながら履いてみます。

と、その前に。そう、ショーツの前に履かなければ意味がないんです。素早くショーツを脱いで下半身丸出し状態になってからタイツに足を通していきます。

足を通すところはいつも通りだけど、パンティ部と両サイドが穴あきになっているのでグイッとウエスト部分まで引っ張り上げるときに少し緊張感があります。

でも思いのほかスムーズに履けました。そのままタイツの上にショーツを履きます。

(これで本当に大丈夫…?)

タイツを履いているのに履いていないような、不思議な感覚があります。

さらにスカートを履いて着替えを整え、出かけました。

歩き回っても「ムレ」知らず

9月中旬で涼しくなってきたとはいえ、ここは高温多湿な日本。昼間に動き回っていればスカートの中はムレがちです。

パンティ部レスタイツを履いているとき、スカートの中やデリケートゾーンのムレがいつもより気にならない心地よさが確かにありました。

(おおおおおおー!快適だ…!)

でも油断は禁物。この日は少し風があったので、もし突風が吹いてスカートがふわりとめくれたら…ちょっと、いや、かなり恥ずかしい。

見た目のインパクトが大きいから、自分も見慣れていないし、やはり人に見られたくはありません(スカートがめくれたら普通のタイツでも恥ずかしいですが)。

それだけはデメリットなのかもしれない。

ちなみにX(旧Twitter)では、そのアイデアの斬新さ、快適さとともに、そこはかとない「エロさ」も一部で話題になっていました。そっちの気分を味わいたい人ならむしろ歓迎ポイントなのかもしれません。


ムレない一方で、冬はむしろ寒いかも…?と一瞬思いましたが、同じシリーズの80デニールの方は、よく見ると両サイドの穴あきはなく、温かさに配慮しているようでした。

トイレでは?

さて、いよいよ気になるトイレです。

ショーツだけを降ろして、タイツは履いたまま。本当に大丈夫なの?

「タイツを汚してしまうんじゃない?」と一抹の不安がよぎります。

結果は……まったく問題なし!

思いのほかパンティ部レスの切り込み(穴あき)が大きいので、タイツを汚してしまう心配はありません。よかった!

この着脱不要という体験は、思っていた以上に快適で感動しました。一度履いたら、帰宅して着替えるまで、一日中履いたままでOK。

なんだかんだタイツの着脱はストレスだったんだなと気づきます。股ぐりがもたつくあの気持ち悪さもありません。

とくに外出先のトイレでは、荷物をフックにかけたり、スマホがポケットに入っていないか確認したりとバタバタしがちなので、タイツ着脱不要はかなりありがたい。

最近のストッキングやタイツはどんどん品質が上がっていて、そう簡単には伝線しないものの、やっぱり着脱時にうっかり伝線させてしまった経験を誰もが持っていると思います。

買ったばっかりなのに伝線しちゃうとショックが大きいですよね。私は何度も、指のささくれとハンドクリームを塗ることを怠った自分を呪いました。

食い込み問題は?

切り込み部分の“食い込み”が気になるという口コミを見たので少しだけ覚悟していましたが、実際に履いてみたら、私の場合はまったく気になりませんでした。

切り込み部分をよく見てみたら、ほつれ防止にストレッチ素材のパイピングを施しているようです。このパイピングが柔らかく、伸びのいい素材を使っているので食い込む不快感はまったくなし。

これはあくまでも私の想像ですが、「食い込みが気になる」というお客様の声を受けてメーカー側が改善したのかもしれません(真相はわかりません)。

サイズは、私の場合は普通のタイツと同じM〜Lサイズで、問題ありませんでした。もし食い込みが気になる場合、もしかしたらサイズが合っていないのかも?

メリット/デメリットまとめ

ずっと気になっていた商品を試せたことが嬉しくて、私見をつらつらと綴ってきましたが、参考にしてもらえたら幸いです。

最後にメリットとデメリットをおさらいします。

メリット

・ムレなくて快適
・着脱の面倒くささがない
・伝線のリスクが減らせる
・股ぐりがもたつく、あの不快感がゼロ

デメリット

・見た目が気になる(好みによる)
・最初はスースーして落ち着かない(慣れれば問題なし)
・普通のタイツよりやや高価格(参考:Amazon価格で1,430円/30デニール、1,650円/80デニール)

同ブランドの通常のタイツよりは、やや高価格ではありますが1,500円前後でこの快適さが手に入るなら、私は高くは感じませんでした。

着脱不要の心地よさを味わってみたい人は、試してみる価値アリです。

(※本記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がランドリーボックスに還元されることがあります。これは「Amazonアソシエイト」という公式のアフィリエイトサービスを活用したもので、企業から広告費を受け取る記事広告ではありません)

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