株式会社Reboltが、2021年4月2日に「アスリートと生理100人プロジェクト」の公式noteページをオープンした。

公式ページには、アスリートとアスリートを支える人たち100人のインタビューが公開予定だという。

アスリートと生理100人プロジェクトとは

アスリートと生理100人プロジェクトとは、生理で悩む人たちへ、生理と向き合い挑戦し続けるアスリート100人のリアルな声を届けるためのプロジェクト。

生理中であっても過酷な環境で挑戦し続けるアスリートの生理との向き合い方は、生理で悩む人たちが新しい選択肢を得るきっかけになるという仮説のもと、アスリート100人の生理との向き合い方を世の中に届けるべく、本プロジェクトが始まったという。

今までは、パナソニック株式会社と株式会社ロフトワーク、カフェ・カンパニー株式会社の3社が共同で開設した「未来をつくる実験区100BANCH」を拠点に活動してきたが、今回のリリースに合わせnoteに公式ページをオープンし、アスリートとアスリートを支える人たち100人のインタビューを随時掲載予定だという。

1人目のインタビューは日本代表歴もあるバスケ選手

画像=株式会社Rebolt プレスリリース

1人目のインタビューは、バスケットボール選手の林咲希選手。バスケットボール女子日本リーグでは強豪チームに所属し、日本代表にも複数回選出された経歴の持ち主だ。

トップリーガーとして駆け抜けてきた林選手が、生理とどのように向き合ってきたのか。学生時代の生理の悩みや、生理時のチームメイトとのコミュニケーションなど、さまざまな切り口から話を聞いたという。

吸収型ボクサーパンツのクラファンも開始予定

現役/元サッカー選手の2人が共同代表を務める株式会社Reboltは、「ジェンダーのアタリマエを超えていく」をビジョンに掲げ、アスリートを表現者に、社会課題へ問題提起を行うプロダクト・サービスの展開を目指している。

画像=株式会社Rebolt プレスリリース

現在は「生理」を軸としたプロダクト・サービスの開発を行なっていて、今春には「アスリート発の吸収型ボクサーパンツOPT」の先行販売をクラウドファンディングにて開始予定だという(くわしくはこちらの記事より)。

クラウドファンディングと並行して、アスリートと生理100人プロジェクトのインタビューがnoteの公式ページにて随時公開される予定だ。

アスリートのリアルな悩みを解決すれば「誰かのアタリマエ」も変えられる

ランドリーボックスは、株式会社Rebolt共同代表の下山田志帆さんにお話を聞いた。

——今回のプロジェクト、なぜアスリートの生理に着目したのでしょうか?

下山田さん:身体的にも心理的にも生理によって自分自身が強く悩んできた経験がありました。そして、その悩みを自分が発信するようになってから、同じように悩みを抱えながら競技に打ち込んでいるアスリートがいることを知りました。

彼ら/彼女たちの話を聞いているうちに、アスリートのリアルな悩みやその解決策は、「誰かにとっての生理のアタリマエ」を変えるのでは?と考えるようになり、今回のプロジェクト立ち上げようと思いました。

——ご自身は生理にどのようなお悩みや葛藤がありましたか?

自分にとって必要のないものが、悩みや違和感を毎月引き連れてくるような感覚でした。生理用品に対するもやもやとした違和感や、生理痛などの身体的不調も、「アタリマエだから」と我慢し続けていたので、つらいものでした。

——生理の悩みは人それぞれですが、アスリートならではのお悩みとしてどんな声が聞かれますか?

生理用品の機能面による悩みもありますし、競技ならではの悩みもやはりたくさんあります。接触が激しいものから、水中競技まで、それぞれ”あるある”が存在したり、競技ならではの解決策が存在したりすることも分かってきました。

個人的な身体的・心理的な悩みはもちろんですが、指導者とのコミュニケーションで悩む選手の声も多いですね。

——プロジェクトを通してどんなことを叶えたいですか?

それぞれが「自分に合った生理との向き合い方」を見つけてもらえたら嬉しいと思っています。「生理は我慢してアタリマエ」ではなく、自分に合った選択をすることで苦痛が軽減したり悩みが解消することもある。生理で悩む本人や、その周りの人が、自分自身を大切にして生きていくことを尊重しあえる社会になれば嬉しいですね。

ランドリーボックスでは、株式会社Rebolt共同代表の下山田志帆さんのコラムを掲載しています。第1回目はこちらから。

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